新高校1年生必見!難しい高校の勉強を乗り切るコツを伝授!

現在中学3年生の皆さん、来春には中学校卒業ですね。
憧れの高校生活を楽しみにしていることでしょう。
1つ大人の階段を登っていくことにワクワクしていることと思います。

ですが、高校では、勉強についていけなくなると、その楽しさは半減してしまいます。

では、高校生が勉強についていけなくなるポイントはどこだか、ご存知ですか?

A君:文系理系コースに分かれる高校2年生のときかな?

Bさん:やっぱり、受験学年になる高校3年生のときじゃないかな?

いいえ。そこではないのです。
にわかには信じられないかもしれませんが、「高校1年生のスタートのとき!」なのです。

高校入学し、2ヶ月後くらいに行われる最初の中間テストで、100点から赤点まで大差がつくのです。
高校には学力検査を経て入学しますから、入学時には生徒間の学力にあまり差がないはずですが不思議ですね。

そこで、今回は、

高校入学前・・入学準備の徹底
②高校入学後・・勉強の仕方や、学習リズムの作り方について

皆さんの参考になるよう、まとめていきますのでぜひご覧ください♪

※受験に関することも書いてあるので新高校2年生、新高校3年生にも有益な情報です!新高2生、新高校3年生のキミもよかったら、読んでみてください。

目次

①高校入学前

高校入学準備

高校入学前にやるべきこと・・

1つは、高校受験で身につけた学習習慣の維持です。
何かを習慣化するには大きな労力と長い時間がかかるものです。
思い出してみてください。
毎日何時間もの受験勉強に取り組むことを、簡単に習慣化できた人はいますか?
なかなかそうはいかなかったはずですよね。

ですが、せっかく身につけた習慣を失ってしまうのは、一瞬なんです。怖いですね。

高校進学が決まり、受験勉強から解放されれば、しばらく勉強はする必要がない・・だれでもそう考えてしまうのが自然でしょう。

実は、ここが高校入学後につまづいてしまう落とし穴なんです。確かに、高校受験をやりきった達成感、合格した安堵感、ようやく春を迎える解放感から、もうしばらくは鉛筆を持ちたくないという気持ちは分かります。
ですが、ここはグッと堪えて、毎日勉強する時間を計画し、実際に行動しましょう。
1時間くらいでいいのです。
とにかく、鉛筆を持つ習慣を維持し続けてください。

2つめは、高校の学習に少し足を踏み入れることです。
春休みには高校からの課題がでます。
それをしっかりやることはもちろんなのですが、ぜひとも、高校の数学Ⅰと英語コミュニケーションの教科書を手に取ってみましょう。
そして自分でじっくり最初の単元を勉強してみてください。
理解できるまでじっくり取り組みましょう。
これがその後必要な「予習」に繋がります。

数学Ⅰは、最初の単元の「数と式」、
英語コミュニケーションは、「5文型」「自動詞・他動詞」まで
進めればこっちのものです。

ぜひ、実践してみてくださいね。

②高校入学後

高校の学習サイクルについて

高校での学習内容は中学でのものよりも格段に難しくなります。
そのため、良い学習サイクルを身につけることが大事になってきます。
「勉強はしているつもりだけど、成績が上がらない」といったような経験がある人は、学習サイクルを見直すことで成績アップにつながるかもしれません。

学習サイクルの根幹をなすのは授業です。
授業を聞いて理解しなければ、問題は解けるようになりませんし、教科書に書いてあることは意味不明な呪文にすぎません。
授業の内容を理解することで教科書もすらすらと読むことができるようになります。

ここで皆さんにお願いしたいのは、「予習」をした上で「集中して」授業を聞くことです。
「予習」は授業理解に役立ちます。
学校や先生によっては、「予習」していないと授業の理解が難しいケースもあるので特に注意が必要です。

そして、「集中して」授業を聞くことで、記憶に良い影響を及ぼす可能性があります。


長期記憶には、「意味記憶」「エピソード記憶」の2種類があります。
前者が言葉の意味など社会的に共有する知識の記憶であるのに対し、後者は、「あの時先生が黒板のあの辺りに書いて説明してああやって私は感じたのよね」などといった主観的な記憶です。
一般に意味記憶よりも記憶に残りやすいです。
ただ眺めて覚えただけの英単語よりも友達と問題を出し合って覚えた英単語の方が記憶に残っている、なんてことは皆さんもありますよね?

集中して授業を聞くことで「エピソード記憶」として定着させましょう!

授業を受け終わったら、その日のうちに復習をしましょう。
やる内容は、宿題として出されたプリントや、授業で習った範囲の問題集の問題で構いません。
やらねばならない復習がたまってしまうとやる気がなくなってしまいます。

「勉強を頑張る!」と決めても、気持ちがだれてしまうことは誰しもが経験あるはずです。
そのため、勉強へのモチベーションの維持が大切なことです。
その方法は人によって違ってよいと思うのですが、おすすめしたいのは、「模試の受験」です。
模試を受けることで自分の立ち位置を把握し、自身に発破をかけましょう!
また、模試を受験することで苦手分野の把握も可能です。

学習サイクル〖予習→集中して授業を聞く→その日のうちに復習〗を習慣化し〖模試の受験〗で定着の確認を!

勉強方法について

次は、各教科の勉強法や勉強をする際に意識してほしいことについてです。
効率の良い勉強をしてライバルに差をつけましょう!

大学受験を見据えて、少し難しいことが書いてあるかもしれません。
今は理解できなくても大丈夫なので頭の片隅にでも置いておいてください。

数学

数学の勉強で一番大事なことは、「動機を考えること」だと私は思っています。問題を解けなくて解答を見たら、自分じゃ思いつかないようなきれい過ぎる解法が書かれていた、なんて経験は皆さんにもあることでしょう。そのようなとき、「なぜ解答作成者はこのような解き方をしているのか」を考えましょう。考え、納得することで、次回同じような問題が出されたときに自分でも解けるようになります。新しいことを習ったばかりのときは、解法の真似でも構いませんが、慣れてきたら「動機」を意識してみてください。「解答のこの操作の動機がわからない」といったふうに先生に質問するのも良いと思います。

英語

英語学習で意識してほしいことは、「文法の徹底的な理解」「長文を読むことの習慣化」「毎日の単語勉強」です。高校2年生の夏くらいまでで英語の成績の決め手になるのは文法力です。教科書を読んで理解し、演習を重ねることで習得を目指しましょう。

多くの人が文法を身につけた高校3年生と受験期での英語の得意不得意を左右するのは、長文の読解力単語力です。長文は慣れることが重要なので、2年生になったら長文をできるだけ毎日読むことを心がけましょう。長文読解力は、自身が成長している実感が湧きにくいですが、もし長文を読むことを習慣化できていれば、半年後や1年後に英語が得意科目に変わっているはずです。

単語勉強は、毎日コツコツが基本です。電車での登下校時、塾から帰る前、寝る前などと時間帯まで決めて一日に15分ほどやると効果的です。

物理、化学

物理や化学などの理科科目には、二段階の学習ステップがあると私は考えています。一段階目のステップは、各項目を理解し、公式に当てはめることに慣れるステップです。公式の当てはめに慣れたり、どういうときにどの公式が使えるのかなどを理解したりすることがこのステップの目標ですので、教科書や参考書を見ながら問題を解き進めるので構いません。物理なら『物理セミナー』、『良問の風』、『物理基礎問題精講』、化学なら『化学セミナー』、『化学基礎問題精講』などの易しい問題集がこのステップには適していると思います。二段階目のステップは、応用問題になれる段階です。『重要問題集』、『標準問題精講』、『化学の新演習』などを高校2年生、3先生になったら使っていきましょう。

たくさん演習を重ね、本質を理解する勉強をすれば、理科科目が得意になること間違いなしです!

最後に

ここまで勉強のことについて書き連ねてきました。
是非参考にしてもらい、難しい高校の勉強を乗り切ってくれれば、私も嬉しいです。
そして当然、高校生活は勉強ばかりではありません。
新しい友達との出会いがあるでしょうし、楽しいイベントもあるでしょう。
部活で多様な仲間と切磋琢磨することも貴重な経験になるはずです。

皆さんの一生に一度きりの高校生活が全ての面で実りあるものとなるよう応援しています。

英泉塾高等部ではいつでも学習相談を受け付けています。
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